Event イベント 秋~冬 2014


お祝いムードあふれるシーズン
独自の文化で飾られる街並みを堪能

東洋建築を飾る洋風デコレーション、西洋建築を飾るチャイナカラー。
そんな異色の取り合わせが街中を彩るクリスマスや旧正月の様子は、マカオならでは。
お祝いムードいっぱいのマカオの季節がやってくる!

イベント 12月初旬~
上:セナド広場などの世界遺産にも数々のデコレーションが 下:クリスマス飾りは12月から翌年の旧正月頃まで施されている

上:セナド広場などの世界遺産にも数々のデコレーションが
下:クリスマス飾りは12月から翌年の旧正月頃まで施されている

クリスマス・デコレーション

特別行政区成立15周年を記念して
花火の打ち上げも! 今年はいっそう煌びやかに

キリスト教の教会が街中に多く点在するマカオは、12月に入るとクリスマスムードに包まれる。12月8日は聖母マリア祭、24日はクリスマス・イブ、そして25日のクリスマス当日と、キリスト教に関連するイベントが続く。今年はそれらに加え、特別行政区成立15周年を記念して、花火の打ち上げ(12月20日・31日の予定)も実施される。

クリスマス・デコレーションに彩られた世界遺産やカジノホテルの散策では、この時期ならではの景色に出合える。例えば昨年のヴェネチアン・マカオ・リゾート・ホテルでは、玄関やロビーには大きなツリーが配され、夜にはイルミネーションが施された。そして多くの人々を魅了したプロジェクション・マッピングで、同ホテルの外壁には美しい画像の数々が投映された。今年はどんなデコレーションが楽しめるだろうか?

ちなみに中国語でクリスマスは「聖誕節」、メリー・クリスマスは「聖誕快楽」と書く。クリスマス・シーズンには、街中のあちこちで見かけるだろう。

イベント 2月19 日(木)~21日(土)
上:恒例のドラゴンダンスは、その華やかさと迫力が魅力 下:今年は日本の阿波踊りがマカオの新年を盛り上げた

上:恒例のドラゴンダンスは、その華やかさと迫力が魅力
下:今年は日本の阿波踊りがマカオの新年を盛り上げた

旧正月(春節)

国内外から約1300人が参加する
ユニークなパレードや花火で華やぐ

クリスマスが終わると一転、マカオは中国らしい正月ムードに包まれる。太陰暦の旧正月は春節と呼ばれ、毎年、日付が異なる。2015年は2月19日~21日だ。個人商店や会社など全て休みとなり、旧正月の前後10日間にわたって数多くのイベントが開催され新年を祝う。もちろん、人々は寺院に行き新年のお参りもする。

セナド広場やバラ広場を含む多くの広場や寺院には、赤や金色の新年飾りが施されるので、洋風建築に中国装飾というマカオならではの街並みが堪能できる。

また爆竹の轟音とともに新年を祝う行事が始まり、ドラゴンダンスやライオンダンス、伝統舞踊などが見られるので、街中が活気に満たされる。

2013年からスタートした、マカオ政府観光局主催のパレードも見もの。2014年は国内外から1300人を超す人々が参加。日本からは東京高円寺阿波おどりの踊り手34名も参加した。パフォーマンスとともに、華やかなイルミネーションで飾られたフロート(山車)が行進する。また各所で花火大会や山車の展示などもある。

世界遺産めぐり  盧家屋敷

古き良き時代を偲ぶ邸宅

マカオの混合文化を象徴する盧家屋敷で
建築美や独自のデザインが放つ空気を堪能

排水口の溝のデザインにも注目

排水口の溝のデザインにも注目

セナド広場とカテドラル広場を結ぶ、おでん屋さんが並ぶ賑やかな小径に、ひっそりと立つ盧家屋敷。1889年に建てられたこの邸宅は 中国広東省生まれの貿易商、廬ロゥ華ワァ詔シオの屋敷だ。マカオ半島北部にあるロウリムイオック庭園の建造者としても知られている。

西洋建築と風水の融合

外壁の青レンガは時間をかけて磨かれたもので、その滑らかさと精巧さから、職人の高い技術と当時の盧家がいかに隆盛を極めていたかが、うかがえる。清朝後期に流行した西関様式という広東の建築に、ポルトガル風の装飾や風水の要素を取り入れた中庭付きの2階建てとなっている。

玄関を入ってすぐの広間は吹き抜けで、見上げると空が見える。しかしこれは、明かり取りと換気の役割があると同時に、雨がお金の気を呼び寄せるとされる風水の考え方から、このような造りになっている。さらに、排水口の溝もお金がモチーフのデザインとなっている。

侘び寂びと富貴栄華

豪商の邸宅だからといって、決して煌びやかなわけではない。むしろやや暗めのトーンで落ち着きがある。そこから見える空とのコントラストは侘びと寂びの美意識すら感じさせる。屋敷の外では店が並び、大勢の旅行客で賑わっているが、室内からは想像すらできない。

屋敷のあちらこちらで技術と芸術性の高さも感じられる。例えば暑いマカオで快適に暮らせるよう、仕切りの壁を全て開け放せば、風が抜ける構造となっている。木製の壁に施された繁栄を表す「富貴栄華」の透かし彫りや、出入り口の頭上の緻密なレンガ彫刻、柔らかな明かりを取り込む花模様の色ガラスなど、装飾の美しさには目を見張るものがある。

当時の高い技術力がうかがえる透かし彫りやステンドグラス

当時の高い技術力がうかがえる透かし彫りやステンドグラス

人物像を垣間見る空間

廬華詔は、18世紀半ばにマカオへ移り住み、銀行を創業する。やがてマカオ随一の財を成し、当時のカジノ経営の主席やマカオ商工会議所の創始者としても活躍した。

その後、無料で学べる学校を建て、病院に寄付をするなどの慈善活動にも貢献した。それらの功績が讃えられ、ポルトガル王国からは騎士の称号を、清朝からは勲章が与えられた。そんな人物像と重ねて屋敷を見学すれば、古き良き時代のマカオがうっすら浮かんでくるのではないだろうか。

開館時間:10時~18時、月曜日休館、祝祭日は開館 ※最終入館は17時30分

無料パフォーマンス

週末だけの特別イベント

世界遺産をはじめ、街中のいたるところが舞台
さまざまなパフォーマンスは見逃せない

マカオ観光局は、旅行者が気軽に鑑賞できる無料パフォーマンスを、毎週多彩に開催している。

本格的な劇場での様子(イメージ)

本格的な劇場での様子(イメージ)

広東オペラ

広東オペラは中国南部で発祥した、方言を用いて上演される歌劇で、約300年の歴史をもつ。2009年には、ユネスコの無形文化遺産に登録された。文化交流のシンボルとしても認識されており、外国人にとっては、中国文化に対する知識と理解を深めるための重要な手段となっている。
[場所と時間]
モンテの砦:毎週土曜日。11時~、15時~

ミュージカル・マジック

セナド広場前の民政総署内で開催されるコンサート。中国音楽、ジャズ、弦楽など、演目は多岐にわたる。
[場所と時間]
民政総署:15時15分~17時(毎週末)

祭事に欠かせない舞踏(イメージ)

祭事に欠かせない舞踏(イメージ)

ライオンダンス

いわゆる中国式の獅子舞のことを、英語でライオンダンスと呼ぶ。現在演じられる形は、清の時代に確立されたものといわれており、北方の北獅と南方の南獅の系統があり、舞の美と迫力を競うコンテストもある。獅子頭と前足に1人、後ろ足と背中に1人の合計2人で構成されている。
[場所と時間]
タイパ官也街(消防局広場):毎週土曜日。14時~
媽閣廟:毎週土曜日。15時~
康公廟広場(十月初五街):隔週土曜日。16時~
観音像仏教文化センター: 毎週日曜日。14時~

ポルトガルダンス

大航海時代にポルトガルから伝わった踊りで、女性は赤いプロバンススカートをはく。このスカートの生地は、大航海時代にポルトガル船がインド更紗をヨーロッパへ伝えたのが始まり。ポルトガルのダンスといいながらも、マカオの歴史が彩りを添えている。
[場所と時間]
康公廟広場(十月初五街):隔週日曜日。11時~
媽閣廟:毎週日曜日。12時~
タイパ官也街入口:毎週日曜日。13時~
塔石広場:隔週土曜日。15時~

無料パフォーマンスの開催内容は変更となる場合があるため、詳細や最新情報は、現地で配布しているフリーペーパー「What´s On(ワッツ オン)」または同媒体のウェブサイト版で事前に確認を。ウェブサイトはこちら(英語版のみ)

イベントカレンダー 11月~2015年2月

イベントカレンダー 11月~2015年2月