Event イベント 夏~秋 2015


シンボル・フラワーの蓮が咲き街はいっそうフォトジェニックに!

マカオの旗にモチーフとして使われている蓮の花。6月に入ると満開になり、パステルカラーの建物と淡いピンクの花を収めた、絵葉書のような一枚が撮影できる。夏の風物詩である花火大会や伝統的なお祭りが続き、夜の観光も楽しみな時期だ。

国際花火コンテスト 9月5日(土)~10月1日(木)

今年で27回目を迎える大スケールの花火大会音楽に合わせて打ちあがる花火を観賞

上:マカオタワーやホテル群の夜景に彩りを添える。下:南灣湖に面して立つ観音像と花火

上:マカオタワーやホテル群の夜景に彩りを添える。下:南灣湖に面して立つ観音像と花火

世界最高レベルの花火大会のひとつとして注目されている、マカオ国際花火コンテスト。日本、中国、オーストラリア、イギリス、ポルトガルなどから、これまでに延べ100以上のチームが参加したという実績を誇る。

そもそも、なぜマカオでワールドクラスの花火大会が開催されるのか? それはマカオの火薬の長い歴史に関連するようだ。

1543年にポルトガルの船が漂流して日本の種子島に到着し、その際に火薬と火縄銃が日本に伝わったとされる。この船はマカオを経由してきたものだ。そして1920年代には、中国からアメリカへ輸出された火薬のほとんどが、マカオにある業者からだったという。当時はマカオの西側のエリアとタイパに火薬工場があり、香港経由で輸出していたのだ。現在もタイパには火薬工場跡がある。マカオの花火の歴史は火薬の歴史ともいえる。マカオ国際花火大会は由緒ある大会といってもよいだろう。

オススメの観賞スポットは、ホテル・リスボア、ウィン・マカオ、マンダリン・オリエンタル・マカオなどのホテルや、ペンニャ教会すぐ下の公園、マカオタワーの展望デッキ(要予約)など。今年の開催日は9月5日(土)、12日(土)、19日(土)、27日(日)、10月1日(木)と複数あるので、日程を合わせてマカオを訪れたい。フランスとオーストリアのチームは中秋節と世界観光デーである9月27日に、オーストラリアと中国のチームは国慶節である10月1日に打ち上げる。これに加え、今年の参加国はポルトガル、台湾、韓国、イタリア、および初参加のマレーシアとフィンランドの合計10カ国だ。最新情報は当大会のホームページで確認を。URL:fireworks.macautourism.gov.mo

ワールド・ツーリズム・デイ 9月27 日(日)

100以上の国と地域で開催されるイベントマカオでは今年もトレイ・レースを開催

ビールのボトルやグラスを載せたトレイを片手に、街なかを走るレース。見てみたいと思いませんか?

上:お馴染みのトレイ・レースで盛り上がる。下:聖ポール天主堂跡の前にて(2014年の様子)

上:お馴染みのトレイ・レースで盛り上がる。下:聖ポール天主堂跡の前にて(2014年の様子)

毎年9月27日のワールド・ツーリズム・デイでは、聖ポール天主堂跡からセナド広場までを、トレイを持った参加者が走り、その速さを競うという伝統的なトレイ・レースが実施される。レースは男性向けと女性向けの2種類あり、マカオにあるホテルとレストランから例年200名以上のスタッフが参加する。世界遺産の街並みを舞台に繰り広げられるレースは、観光の途中に気軽に見ることができる。

ワールド・ツーリズム・デイとは、社会、文化、政治、経済の観点から、観光の重要性を認知拡大することを目的とし、国連世界観光機関(World Tourism Organization /以下UNWTO)が1979年に制定したもの。

毎年、UNWTOが異なるテーマを決め、各国と地域がそれぞれイベントを展開する。昨年のテーマは「観光とコミュニティの発展」。観光の力を活用して、地元の人々とともに地域活性化をしようというもの。オープニングはメキシコで開かれ、100以上の国と地域が記念イベントを行った。

またマカオ・フェリーターミナルでは、ラッキーな旅行者にはプレゼントが当たる。昨年の当選者は、ロシアから友人3人と旅行に来たという方。セナド広場に面している、マカオ政府観光局のツーリスト・インフォメーションカウンターでもプレゼントがもらえるので、ぜひ立ち寄ってみよう。

世界遺産めぐり ドン・ペドロ5世劇場

マカオの文化活動の長い歴史を支えてきた中国最初の西洋式劇場

上:ホワイエ(左)と優美なファサード(右)。下:2階のバルコニー席からは劇場全体を見下ろせる

上:ホワイエ(左)と優美なファサード(右)。下:2階のバルコニー席からは劇場全体を見下ろせる

柔らかな白の装飾が施されたペパーミントグリーンの壁と、オレンジ色の瓦屋根が特徴のドン・ペドロ5世劇場。

セナド広場向かいにある民政総署の右手の坂道を上って、約5分のところに位置する。途中にはロバート・ホー・トン図書館、聖オーガスティン教会などがあり、世界遺産が集中している場所でもある。

東洋最古の男性社交クラブ「マカオ・クラブ」としてスタート

1860年、マカオに暮らすポルトガル人らの共同出資によって、中国で最初の西洋式劇場として建てられた。ちなみに名称は、当時のポルトガル国王ペドロ5世に敬意を表してつけられた。当初は、移住してきたポルトガル人と地元マカオ人の、男性専用の社交場だった。その後は劇場として使用され、音楽、演劇などの上演のほか、ボールルームとしても活用されてきた。

同劇場は世界遺産でありながら、今も現役の劇場として実際に利用されている。地元マカオ・オーケストラの本拠地になっており、定期的に演奏会が開催されている。毎年開催されるマカオ国際芸術祭やマカオ国際音楽祭でも、ここが舞台のひとつとなる。

淡いグリーンの外観がひときわ美しいギリシャ風の建築物

緑に包まれた劇場の前庭にはベンチがあり、まずはここに座って、ゆっくりと外観を楽しみたい。

劇場の設計は、マカオ生まれのポルトガル人によるもの。ファサードには幅約16mのローマ様式のアーチ、その上部にはペディメントが施されている。4本のイオニア式の円柱からは、マカオを代表する劇場としての威厳が感じられる。

中に入ると、高い天井とシンプルなシャンデリアが美しいホワイエが迎えてくれる。ここでは今でもダンスイベントなどが開催されることがあるとか。その奥が劇場だ。劇場は円形で2階建て。上品な真紅のベルベットのシートが配され、その数は276席と、こぢんまりとした造りだ。観光客は観客席エリアには入れないが、扉の外から充分に見学できる。

劇場の両外側には長い廊下があり、公演が始まるまでや幕間の休憩場所として使われる。その廊下にあるペパーミントグリーンの手すりが施された階段を上り、2階のバルコニー席へ。こちらも観光客は観客席エリアには入れないが、扉から数歩までのスペースを観光用に確保している。ここから全体を見下ろすことができるので、ぜひ劇場をバックに記念撮影を。

開館時間:10~18時(火曜休館、祝日は開館)入館料:無料

イベントカレンダー(8~9月)

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