夕陽が織りなすエキゾチックで神秘的な景観を満喫する


夕暮れ時の媽閣廟から見た対岸の中国側

夕暮れ時の媽閣廟から見た対岸の中国側

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❶聖ローレンス教会 → ❷媽閣廟 → ❸ギア要塞 → ❹アルベルグ1601、メルセアリア・ポルトゥゲーザ

 


教会のステンドグラスと川面を染める夕陽を堪能

陽が傾き始めて、光がほんのりオレンジに色付いてきたら最初に訪ねておきたいのが、セナド広場から南へ徒歩10分ほどのところにある聖ローレンス教会である。ここでは、キリスト生誕や聖ローレンスの生涯などを描いた6枚のステンドグラスが織りなす光の競演を楽しみたい。

もちろん、日中の柔らかな光の中で見るのも美しいが、目映いばかりの夕陽を通して見る光景はエキゾチックそのもの。床や壁に映し出された光が織りなす色模様が、ゆらゆらと揺らめく様子はなんとも印象的だ。

パステルブルーの天井とイエローの内壁などに加え、つり下げられたシャンデリアなど、美しい教会内でのワンシーンが楽しめる。

陽が完全に沈んでしまわないうちに急いで訪ねておきたいのが、世界遺産の中で最南端にある媽閣廟である。その前に広がるバラ広場も世界遺産のひとつで、世界遺産巡りの出発地あるいは終着地として多くの観光客で賑わっているが、ここから眺める夕陽がとても魅力的なのだ。冬場は18時前には陽が沈んでしまうから、それまでにたどり着いておきたい。

夕陽に照らされた媽閣廟入口の様子

夕陽に照らされた媽閣廟入口の様子

内港を挟んで対岸にそびえるのは、中国本土の珠海市灣仔(ワンチャイ)に連なる山々。最近建てられたばかりだという、山肌にびっしりと並ぶ超高層マンション群には、マカオで働く人々が数多く住んでいるとか。川面に煌めく夕陽の赤みが、時の経過とともに色濃くなっていく光景を、廟の建つ丘の中腹からじっくりと眺めたいものだ。

灯台前からの夕陽見学は冬場だけのお楽しみ

夕陽観賞でもう一カ所おすすめしたいのが、マカオ半島東部にあるギア要塞である。標高92mとマカオ半島で一番高い山の頂にあるから、眺望が良いのは言うまでもない。西へと目をやれば、マカオ市内のビル群の向こうに連なる中国大陸の山並みに沈む夕陽を眺めることができるのだ。ただし、ギア要塞への入場は17時30分まで、滞在できるのは18時まで。したがって、灯台前から夕陽を眺められるのは陽の短い冬だけの特典であることも頭に入れておこう。

夕食は、ギア灯台から西500mほどのラザロ地区にある「アルベルグ1601」がおすすめだ。仁慈堂婆仔屋という名のレトロな建物内にあるポルトガル&マカオ料理店で、絶品のアフリカン・チキンが味わえる。ポルトガル直輸入のお土産を買うなら、すぐ向かいにある「メルセアリア・ポルトゥゲーザ」へ。百数十年もの歴史を誇るクラウス・ポルトの石けんなどが、日本人女性客に人気となっている。

聖ローレンス教会に掲げられたステンドグラスのひとつ

聖ローレンス教会に掲げられたステンドグラスのひとつ

「アルベルグ1601」はレトロな洋館を利用

「アルベルグ1601」はレトロな洋館を利用

意外とさっぱりとした味わいのアフリカン・チキン

意外とさっぱりとした味わいのアフリカン・チキン