夜明けまで煌々と輝き続ける多彩な光のハーモニー


夜空に浮かび上がる仁慈堂の白亜の建物

夜空に浮かび上がる仁慈堂の白亜の建物

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❶セナド広場 → ❷仁慈堂 → ❸聖オーガスティン広場 → ❹聖オーガスティン教会 → ❺ドン・ペドロ5世劇場 → ❻聖ヨセフ修道院及び聖堂 → ❼ロバート・ホー・トン図書館 → ❽港務局 → ❾恆友


ライトアップされたセナド広場圧巻は仁慈堂

マカオの世界遺産は夜も見どころが多いので、夕飯前後の散策にお勧め

マカオの世界遺産は夜も見どころが多いので、夕飯前後の散策にお勧め

最後はいよいよ、マカオ散策の真骨頂ともいうべき絶景の世界遺産夜景スポット巡り。

最初に目指すのは、何といってもセナド広場をおいて他にない。日暮れとともに、中央の噴水はもとより、周辺を取り囲む建物が煌々とライトアップされて、華やかな雰囲気を醸し出しているからだ。噴水自体も赤、青、緑と次々に色合いが移り変わり、各建物の照明が波打つカルサーダス(石畳)に照り映えるなど、とても幻想的だ。

また、この広場はさまざまなイベント会場としても利用されるため、デコレーションが施されることも多い。旧正月や中秋節などは、赤と黄色の派手なデコレーションで賑やかに飾りたてられる。クリスマス時には噴水の上に巨大なクリスマスツリーが飾られ、広場の頭上全体からまるで雪が降っているかのような電飾で覆い尽くされる。まさに一年中、お祭り騒ぎなのである。

広場内で一番明るく、ひと目を引くのが仁慈堂。1569年に建てられた建物で、アジア最古の慈善事業組織である仁慈堂が拠点としたところだ。その白亜の洋館が夜空に浮かび上がる光景は圧巻。2階にある博物館は日中しか入れないので、これは日を改めて訪ねることにしたい。

ライトアップされると昼間とはまた違った表情を見せるセナド広場

ライトアップされると昼間とはまた違った表情を見せるセナド広場


世界遺産密集地でナイトウォーキング
回廊からの光が幻想的な港務局の夜景

回廊からの光が幻想的な港務局の夜景


ここからセナド広場に面した民政総署の建物脇にある東方斜巷をたどって、坂道を上っていこう。3分ほどで、白と黒のカルサーダスが波打つ聖オーガスティン広場へ着く。広場周辺には、聖オーガスティン教会をはじめドン・ペドロ5世劇場や聖ヨセフ修道院及び聖堂、ロバート・ホー・トン図書館などが取り囲んでいるが、このあたり一帯も夜はライトアップされているので、ナイトウォーキングにも最適のエリアなのである。

時間があればさらにその南、リラウ広場の先にある旧ムーア人兵士の宿舎だったイスラム建築の港務局まで足を延ばしておきたい。

前述のセナド広場はもとより、マカオではいずこの照明も遅くまで灯されているのが特徴で、眠らない街と呼ばれるゆえんだ。何はともあれ、早朝から深夜まで、それぞれの時間帯に最も適した頃合いを見定めて、より魅力的な世界遺産巡りを楽しみたいものである。

最後に、ナイトウォーキングを終えて小腹が空いたら、セナド広場の北、大堂巷にあるカレーおでんの有名店「恆友」でピリ辛おでんを楽しもう。深夜12時まで営業しているのが、何ともありがたい。寒さが身にしみる冬場はカレーおでんで体を温め、ほっとした気分で宿に戻ることにしよう。

クリスマスの時期は、ツリーも登場するセナド広場

クリスマスの時期は、ツリーも登場するセナド広場

世界遺産の聖オーガスティン広場

世界遺産の聖オーガスティン広場

ドン・ペドロ5世劇場の夜景

ドン・ペドロ5世劇場の
夜景

ロマンティックな聖オーガスティン教会

ロマンティックな聖オーガスティン教会

カレーおでんは辛さをセレクトできる

カレーおでんは辛さをセレクトできる

具の種類も豊富な「恆友」の店頭

具の種類も豊富な「恆友」の店頭


キレイを残そう!夜景を上手に撮るコツは?

夜景を撮影する場合、まずは「オート設定」をはずして、「夜景モード」に設定するのがおすすめ。簡単かつきれいに撮るには、この方法が一番簡単だ。ただし、「夜景モード」に設定すると、自動的にシャッタースピードが遅くなるので三脚も必要。壁などに身体を押しつけて動かないようにして撮る方法もある。高感度に設定すれば、意外と手持ち撮影も可能だ。もちろん、ストロボをオフ設定しておくことも忘れずに。朝日や夕陽を撮る場合は、「オート設定」のままでも問題ないが、露出の補正は必要。明るくなり過ぎたら露出補正をマイナスに、暗くなり過ぎたらプラスにして調整しよう。日の出、日の入りの時間を確認しておくことも大切だ。

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