Arts & Culture
芸術と文化の旅 世界遺産だけじゃないマカオを知る


p04_01マカオ南西部を巡るこのコースは、起伏はないものの日陰も少ないため、海風が心地よくなる遅い午後の時間から歩くのがお勧め。

まずはフェリーターミナルのすぐ隣にあるマカオ・フィッシャーマンズ・ワーフから、ジャンプ台のようなデザインの建築物を目指す。ここにはマカオ文化センター、マカオ返還寄贈品博物館、マカオ芸術博物館と3つの見どころがある。

マカオ返還寄贈品博物館は、マカオ特別行政区の発足を祝って贈られた中国各地からの品々が展示され、なかなか興味深い。
マカオ芸術博物館は、国内外から集めた3000点におよぶ所蔵品の一部を鑑賞できる。主に広東の書、絵画と石湾陶器が展示されている常設ギャラリーに加え、期間限定ギャラリーや定期的に開催されるアート関連ワークショップも。

マカオ文化センターと科学館を結ぶ歩道橋からは、ウォーターフロント沿いに並ぶ観音像、マンダリン・オリエンタルやMGMマカオなどのデザイン・ビル群、そしてマカオタワーが望め、その景色は壮観だ。

正面に見える、銀色に輝く円錐形の建造物はマカオ科学館。ルーヴル美術館のガラス張りのピラミッドをデザインした中国系アメリカ人建築家I ・M ・ペイによって設計されたもの。館内では3Dプラネタリウムの他、最先端の宇宙技術、環境技術を紹介。
特筆すべきはプラネタリウムだ。ギネス登録の超高解像度プロジェクターによるデジタルシステムで、立体映像が体感できるのだ。実物と同じサイズの中国のロケット「神舟7号」の模型や多くのロボットも展示。子供も楽しみながら学べるよう工夫がされている。

科学館からウォーターフロント沿いの遊歩道を歩くと、歩道橋から見えた観音像だ。像の高さは20mあり、間近で見るとかなり大きく、顔は仏様というよりはマリア様のようだ。
観音像はポルトガル系の芸術家によって制作されたもの。蓮の花の台座がマカオらしい。蓮の花びらは全部で16枚。台座の中は展示室となっていて、仏教関連の資料や観音像ができるまでの写真が展示されている。ここからは、いくつかのホテルを抜けて橋を渡ればマカオタワーだ。

マカオタワーからは、西灣湖沿いをぐるりと回って媽閣廟へ。湖の対岸に見えるマカオタワーは、手前に遮るものが何もなく、全景がきれいに見える撮影スポットだ。太陽が西に傾く時間は海風が心地よく、釣り人や体操をする人、犬の散歩をする人たちを見かける。マカオタワーから媽閣廟までは30分ほどかかるが、湖の気持ち良い景色や地元の人々の日常風景を眺めながら歩いていると、それほど時間は気にならない。

ゴール手前のポウサダ・デ・サンティアゴのカフェで一休みもお勧め。ポウサダとは、ポルトガル風の宿のこと。ここは、17世紀のポルトガルの要塞を改築した5ツ星ホテルとなっている。

左:マカオ文化センターと科学館を結ぶ遊歩道からの景色。デザインビルと観音像を一枚の写真に収められる 右:マカオタワーからは、マカオ全土と珠江デルタのパノラマを望む

左:マカオ文化センターと科学館を結ぶ遊歩道からの景色。デザインビルと観音像を一枚の写真に収められる 右:マカオタワーからは、マカオ全土と珠江デルタのパノラマを望む

左上:ポウサダ・デ・サンティアゴのテラスで優雅にアフタヌーンティー 左下:1,000人以上を収容できる大劇場もある 右上:アズレージョがポルトガルの趣を放つポウサダ 右下:体験型の展示が多く、アミューズメントパークのようなマカオ科学館

左上:ポウサダ・デ・サンティアゴのテラスで優雅にアフタヌーンティー 左下:1,000人以上を収容できる大劇場もある 右上:アズレージョがポルトガルの趣を放つポウサダ 右下:体験型の展示が多く、アミューズメントパークのようなマカオ科学館