イベント 春~夏 2014


蓮のつぼみが色づき
快適に過ごせる晩春のマカオ

ポルトガルと中国の文化が融合する土地ならではの行事が満載。祭りの時期は、西洋の建築物にチャイナカラーの飾りがほどこされ、街はとてもユニークな景観になる。春はイースターや潅仏祭など、異なる宗教の祭事が続くのも興味深い。

イベント
5月6日(火・祝)

 

潅仏祭(かんぶつさい)/酔龍祭(すいりゅうさい)/譚公祭(たんこうさい)

伝統行事3つが重なる、めでたい日
賑やかで活気あふれる街を堪能

上:酒を飲ませ合うひょうきんな様子が、笑いを誘う 下:他では見られない、マカオ独特の伝統行事

上:酒を飲ませ合うひょうきんな様子が、笑いを誘う
下:他では見られない、マカオ独特の伝統行事

かつてマカオは、水上居民を中心とする漁業の村が多かったため、漁にまつわる寺院や祭りが今でも残っている。特に、中国の無形文化遺産にも登録されている酔龍祭は、マカオの漁業界の伝統行事のひとつで、漁民組合によって運営されている。
酔龍祭は当日の朝、セナド広場近くの関帝廟(三街会館)での酔龍踊りから始まる。男たちが木製の龍の頭と尾を持って踊りながら、商店に立寄って酒を飲み、それを繰り返しながら内港に向かう。
そもそもこの祭りは、清王朝の康熙帝時代にまでさかのぼる。当時、蔓延していた疫病が神聖な龍によって収められたと信じられ、その像を彫って、仏像を清める祭り(潅仏祭)に合わせて酒をあおり、龍と踊る祭りを始めたのだとか。潅仏祭は、日本でも祝うお釈迦様の誕生日を指し、マカオ各地の仏教寺院で祭りが行われる。
譚公祭は、漁業の神様である譚公の生誕を祝う華やかな祭り。譚公は天候を支配し、病を治すと言い伝えられ、漁師のコミュニティでは大切に崇められている。コロアン・ビレッジの譚公廟の近くでは、賑やかな爆竹の音とともに舞うライオンダンスや京劇を見ることもできる。

 

 

イベント
6月14日(土)~22日(日)

 

蓮に彩られる1週間

多くの観光スポットで楽しめる
第14回マカオ・ロータス・フラワー・フェスティバル

上:蓮が見事なロウリムイオック庭園へ 下:金色に輝く蓮のモニュメント

上:蓮が見事なロウリムイオック庭園へ
下:金色に輝く蓮のモニュメント

マカオの地形が、水に浮かぶ蓮の花に見えることから、マカオは蓮島という異名を持つ。またマカオの区旗には、やはり蓮の花があしらわれており、シンボル・フラワーとして定着している。まさに蓮の地なのだ。
初夏にマカオを歩いていると、あちこちで蓮の花を目にすることがある。うっすらとピンクに色づき、とても美しい。セナド広場にある噴水やロウリムイオック庭園、タイパ・ハウス・ミュージアム、コロアンの聖フランシスコ・ザビエル教会前の噴水など、多くの観光スポットで見られる。
そんなマカオでは毎夏、蓮をテーマにイベントが開催される。蓮の品種を選定し、前述の観光スポットで観賞できるよう植えられるのだ。また、マカオ中の主な公園、多くの通りには蓮の鉢植えが飾られ、まさに街が蓮に彩られる。中国料理のレストランでは、蓮をテーマにした料理がメニューに登場するほど。
ちなみに、1999年にマカオが中国に返還されたのを記念して作られた蓮の花の広場(盛世蓮花廣場)の中心には、中国政府国務院から寄贈された金の蓮の花の像がある。そしてマカオ最高層ビルであるグランド・リスボア・ホテルは、蓮の花をデザインした外観となっている。今夏は、街なかに点在する蓮を探す旅に出かけてみては?
※フェスティバルの日程は変更になる場合がありますので事前に確認を。

 

 

世界遺産めぐり

 

マカオの空気に溶け込む時間(ひととき)

聖オーガスティン広場と図書館で
滞在プランをゆっくり練る

上:ドン・ペドロ5世劇場がある通りはのどか 下:図書館の飾り扉の向こうには、緑あふれる前庭が

上:ドン・ペドロ5世劇場がある
通りはのどか
下:図書館の飾り扉の向こうには、
緑あふれる前庭が

30の建築物と広場で構成された世界遺産「マカオ歴史市街地区」。駆け足で見てまわるのではなく、その一つひとつをじっくりと堪能してほしい。今回は、聖オーガスティン広場とロバート・ホー・トン図書館を紹介する。
まずは聖オーガスティン広場へ。観光散策の拠点となるセナド広場から民政総署に向かって、民政総署の右側にある脇道を入る。多少きつい坂道だが、登りきると、そこがもう聖オーガスティン広場。チャコールとアイボリーの、波打ったストライプ模様のカルサーダス(石畳)と、さらにオレンジ色の石も加わったひまわりのような絵の大きなカルサーダスが敷き詰められている。
広場にはベンチが複数あり、コーヒーやスナックが買えるスタンドも。また近くにあるカフェは5席ほどの小さな店ながら、一杯一杯、丁寧にドリップしてくれる本格的なコーヒーが飲める。ここでコーヒーを買って、広場のベンチで滞在プランを練るのも良い。聖オーガスティン広場はWi Fi GO(詳細は当ページ中段を参照)のスポットでもあるので、持参のスマホやタブレット端末でインターネットがスムーズに使用できるのも、うれしい。

鳥のさえずりをBGMに休憩

鳥のさえずりをBGMに休憩

この広場からすぐのロバート・ホー・トン図書館もまた、Wi Fi GOのスポットであり、滞在中のプランを練るにはぴったりの場所。図書館の前庭と中庭は花々と緑にあふれ、随所に配されたベンチでゆっくり読書ができる。中庭に隣接するカフェでも、お茶をしながら図書館で借りた本を読むことができる。日本語の書籍はないが、中国古典やキリスト教、マカオ関連の貴重な文献を所蔵している。街中に多く点在する教会のそれぞれの歴史をひもといたり、マカオの成り立ちを読んだり。そんな情報を得た後の街歩きでは、観光スポットの建物が異なって見えるはず。
また地元の雑誌や写真いっぱいの料理本なども揃っているので、それらを見ているだけでも、地元の文化にふれているようで面白い。ランチで食べたマカオ料理の作り方や材料をチェックしてみると、意外な発見があるかもしれない。

 

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