読者投稿 – 「路地裏めぐりはやめられない」


「路地裏めぐりはやめられない」 

畠山 智さん (秋田県在住)

いったい幾つの路地があるのだろう。どんな小さな路地にも名前が付けられているのがマカオだ。「巷」「里」「路」「街」などアズレージョで出来た通り名プレートが路地を主張しているのがマカオらしい。カップルの記念撮影場所ともなっている「恋愛巷」やカレーおでん横丁と知られる「大堂巷」など、有名な路地も多い。

2004年6月の香港からの日帰り旅から始まったマカオ旅行も今回で25回目。訪れる度、統合型リゾート(IR)の建設で街は大きく変貌を遂げているが、変わらないのが路地裏であったりする。路地裏には、人々の生活があり、人々の信仰心を垣間見ることができる。辻に祀られた道教の神様や廟では、線香が消えないように近所の人が代わる代わる新しい線香を持ってくるのも、異国の風習を感じさせる。商店の門前には、門口土地財神が、辻には、魔よけとして石敢當がここかしこに祀られている。

路地裏めぐりをしていると、なんとも言えない美味しそうな匂いに引き寄せられたり、世界遺産に指定された建物が路地の隙間から唐突に顔を出すのも、マカオの魅力なのである。

特に路地裏めぐりをしていて楽しくなるのは、その昔、マカオの貿易の中心であった新馬路と火船頭街の交差する場所で俗に「内港エリア」と呼ばれる辺り。マカオ最古の賭博場があった十月初五日街には、ミシュランでも紹介されているマカオ人ご用達のお店がいくつかあったり、古いお茶屋や軒先に魚をぶら下げた乾物屋など飽きさせない。またその昔「紅窓街」と言われた福隆新街は、遊郭の紅窓を残しながら、今やグルメスポットに変身を遂げている。

建築物もアジアにいながら西洋に行ったような感覚にさせる世界遺産の建物群だけでなく中国ポルトガル様式と言われる建物も素晴らしい。ガラリと呼ばれるブラインドの桟を固定させた扉を持つ窓やサンタフェピンクやパンプキンイエローの外壁などパステルカラーの建物を見て歩くのも、路地裏めぐりの醍醐味であると思う。荷蘭園大馬路の洋館群や聖ラザロ教会周辺の洋館群は、必見である。

たまに、美味しいお店を見つけたりすると、路地裏の神様からのプレゼントと思ってしまう。まだまだ、路地裏めぐりは、やめられそうにもない。

(2016年6月 マカオ訪)

 

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